箱根神社の見どころ23選!見逃しがちなポイントも含めて徹底紹介!

箱根神社
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パワースポットとして人気の箱根神社。

境内の有名なスポットとしてはご本殿の他にも湖上に浮かぶ平和の鳥居や、安産杉、矢立の杉などがありますが、実は箱根神社にはもっとたくさんの参拝スポットがあり、場所によってはそこだけで授かることができるご利益なんかもあったりしますので、ここは是非隈なくまわっておきたいところ。

 

ということで、

ここでは箱根神社の見どころについて徹底解説していきたいと思います。

中には、せっかくご利益があるのにほとんどの方が見逃してしまっているポイントもありますので、是非参拝前に一度ご覧頂けたらと思います。

では早速みていきましょう~

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箱根神社の見どころ

まずはこれからご紹介する箱根神社の参拝スポットについて先に記しておきたいと思います。

箱根神社の見どころ

1.鳥居(平和の鳥居、第一鳥居~第五鳥居)
2.日吉神社
3.第六天神社
4.手水舎
5.矢立の杉
6.89段の石段(厄落としの石段)
7.曽我神社
8.兄弟杉
9.ご神門
10.拝殿・弊殿・ご本殿
11.駒形神社
12.高根神社
13.九頭龍神社新宮
14.龍神水・成就水盤
15.安産杉
16.清めの湯
17.神楽殿
18.万巻上人奥津城
19.恵比寿社|箱根七福神
20.弁財天社
21.けけら木
22.神輿庫
23.宝物殿

見て分かるとおり、箱根神社にはこれだけの見どころがあります。

この中で特に見落としがちなのが「清めの湯」「万巻上人奥津城」「日吉神社」あたりですが、

「清めの湯」に関しては’何事にも立ち向かう強い心身’が授かれるというご利益がありますので、個人的には是非とも訪れて頂きたいポイントですね。

では、これからひとつひとつ見ていきたいと思いますが、先程挙げた見どころのうち、
・平和の鳥居
・矢立の杉
・89段の石段(厄落としの石段)
・拝殿・弊殿・ご本殿
・九頭龍神社新宮
・安産杉

については

箱根神社のご利益についてまとめた有名パワースポット箱根神社のご利益とは?御朱印や水中鳥居、アクセスなど徹底解説! で詳しくご紹介していますのでここではそれ以外の見どころについてご紹介しています。

ではひとつひとつ見ていくことにしましょう。

鳥居(第一鳥居~第五鳥居)

湖上に浮かぶ箱根神社のシンボルともいえる鳥居は皆さんご存じかと思いますが、箱根神社にはそれ以外にも第一鳥居~第五鳥居まであります。

鳥居はご神域と俗世間との境界となるものなんですが、

鳥居をくぐったら違う空気感を感じることができることもありますので、意識してみてはいかがでしょうか。

ちなみに私の場合は手水舎近くの第四鳥居をくぐるといつも空気感が変わるように感じます。

 

第六天神社


第三鳥居の近くに御鎮座されている第六天神社は、淤母陀琉神(おもだるのかみ)が御祭神で、奈良時代に万巻上人により現在の地に奉還されました。

淤母陀琉神は生殖力の強い神様で、殖産興業商売繁盛に特にご利益があると云われています。

手水舎から徒歩1分ほどなので、こちらも参拝しておくといいですね。

 

手水舎


第四の鳥居のすぐ横にこちらの手水舎があります。朱色の立派な手水舎はこれだけでも見ごたえがありますね。こちらでしっかりと心身をお清めし参拝に進みましょう。

 

曽我神社


表参道の石段を登っていくと途中左側に曽我神社があります。

鎌倉時代に箱根権現の稚児でだった曽我五郎時致(ときむね)と、その兄である十郎祐成(すけなり)を「勝名荒神祠」としてお祀りしたのが始まり。なので御祭神は曽我十郎祐成之命と曽我五朗時致之命となる。

安元二年(1176)、兄弟が5歳、3歳の時、実父河津三郎祐泰が工藤祐経に討たれてしまい、その後母が曽我祐信(相模国曽我城主)と再婚したことで曽我性になる。

兄弟は何度か父の仇討ちを試みるものの失敗に終わるが、建久四年(1193)5月28日、遂に工藤祐経を陣屋に襲い仇討ちを遂げるが、その際に兄は戦死し弟は捕らえられてしまいます。

源頼朝を前にし仇討ちの真意を伝えるものの遂には斬首されてしまうことに。この時、兄十郎祐成は22歳、弟五郎時致20歳。

箱根神社とゆかりの深かった兄弟は、兄弟の親孝行の心、そして忠節は武士の鑑と仰がれ神社にお祀りされることになったそうです。

ちなみに曽我兄弟が仇討ちに向かう前、箱根権現に心願成就の祈願をし、そしてその目的を成し遂げたことから、曽我神社には心願成就のご利益があると云われ、五郎時致の「赤木柄の短刀」は国指定重要文化財として箱根神社に現存しています!

 

兄弟杉


曽我兄弟の弟、五郎時致が、仇討ちのために境内の杉木を師匠として修練し剣の道を自得。その神木のうちの一つが兄弟杉です。

以前は「剣難除けの杉守」として信仰されていたそうですが、残念ながら滅失してしまい現在は根株だけになってしまっています。

五郎時致が修練した杉木、歴史を感じることができるスポットですので、忘れずに見ておきたいところですね。表参道の石段途中左側、曽我神社の鳥居をくぐる前にありますよ。

 

ご神門


表参道の階段を上り第五鳥居をくぐると正面に見えるのが箱根神社のご神門です。

横長に建てられた朱色のご神門は、バックにそびえる山の緑とのコントラストがすばらしく、それだけでもパワーを頂けそうな不思議な気持ちになるはずです。

 

駒形神社


箱根神社の摂末社である駒形神社は、古くは「駒形権現(こまがたごんげん)」と呼ばれ、駒ケ岳の山神と冠ヶ岳の山上、そして神明社と八幡社の神々を合殿にお祀りする社で、開運守護産業開発交通安全の神様です。

一つのお社ですが、左側が駒形神社で右側が高根神社、箱根神社ご本殿と九頭龍神社新宮の間に御鎮座されていますので、こちらも参拝しておきたいとことですね。

御祭神:高皇産霊尊(たかみむすひのみこと)・神皇産霊尊(かみむすひのかみ)・櫛御毛奴尊(くしみけぬのみこと)・豊玉比賣命(とよたまびめのみこと)・鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)・天照皇大神(おまてらすおおみかみ)

高根神社


駒形神社と同様に箱根神社の摂末社。江戸の時代に駒形能善高根権現合殿にお祀りされていた「高根権現」の神様と、明治の時代に合祀奉斎された稲荷社、春日社、天神社、山神社、吾妻社がお祀りされています。

ご利益は家内安全商売繁盛に加えて学業成就、芸能上達にも。

御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)・天太玉命(あめのふとだまのみこと)・天宇受賣命(あめのうずめのみこと)・大山祇命(おおやまつみのみこと)・乙橘姫命(おとたちばなひめのみこと)・譽田別命(ほむたわけのみこと)・稲倉魂大神(うかのみたまのかみ)・菅原道真朝臣命(すがわらのみちざねあそんのみこと)

駒形神社と高根神社は箱根神社ご本殿と九頭龍神社新宮の間に御鎮座されていますが、見ていると気づかずに通り過ぎてしまう参拝者が多かったのですね。

開運守護や商売繁盛にご利益がありますので、しっかりお参りさせて頂きましょう!

 

神楽殿


社務所のすぐ横に建っている、神様に音楽や舞踊を奉納する場所ですね。朱色の神楽殿は箱根神社の特徴がしっかりでていますね。

 

恵比寿社|箱根七福神

箱根七福神のうち恵比寿神(事代主神)がお祀りされている恵比寿社が箱根神社境内にあります。恵比寿神は商売繁盛大漁満足の神様であるとされ、愛敬福徳のご利益もあるとされています。

 

ご本殿へのお参り済ませましたら、神楽殿の近くに脇参道がありますので、

脇参道をくだっていくと左側に恵比寿社があります。こちらも忘れずにお参りしておきましょう。ちなみに社務所またはお札所では恵比寿神の御朱印を拝受することができますよ。

御祭神:事代主神(ことしろぬしのかみ)

弁財天社


恵比寿社のすぐ隣には池がありますが、その池の向こう正面に弁財天社があります。小さめの祠ですので、気づかずに通り過ぎてしまう方も多いと思います。

池の近くでは注意深く探してみるといいですね。商売繁盛福徳円満のご利益がありますよ。

御祭神:市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)

けけら木


芦ノ湖の湖底にある湖底木の一つで、その昔巨大地震によって陸から芦ノ湖に地滑りした樹木の化石です。

箱根神社に置かれているものは近年の台風で芦ノ湖が荒れた際に浮遊してきたものだそうですが、湖中には太古の昔に沈んだ木があるほか、箱根神社を建立した万巻上人が九頭龍を調伏して繋いだ栴檀伽羅木(せんだんきゃらぼく)、錫杖木(しゃくじょうすぎ)、故杉(こすぎ)、影向杉(ようごうすぎ)があり、芦ノ湖の五名木となっています。

弁財天社のある池のすぐ右側にありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

神輿庫


箱根神社のお神輿が置かれている神輿庫です。回り込んでみると裏手には何やら小さな祠のようなものが。

う~ん、なんだろ?気になりますね。今後調べてみたいと思います。

 

宝物殿


奈良時代から明治時代までにおける箱根神社の歴史や文化が分かる古文書や彫刻、絵画、工芸品等が展示されています。

曽我神社のところで触れた国指定重要文化財になっている五郎時致の赤木柄の短刀がこちらで見ることができます。

その他、万巻上人や豊臣秀吉、徳川家康に関するものも展示されていますので、一度見てみるといいですね。

平和の鳥居・矢立の杉・89段の石段(厄落としの石段)・拝殿・弊殿・ご本殿・九頭龍神社新宮・龍神水・成就水盤・安産杉

こちらのついては別の記事で詳しくご紹介していますんで確認なさってみてください。

 

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見逃しがちな箱根神社の見どころ

では次に箱根神社の見逃しやすい見どころについてご紹介したいと思います。こちらでご紹介する見どころの中には、そこだけで授かれるご利益もありますんで、是非こちらを参考にして訪れてみてください。

 

清めの湯


これは境内案内図にも載っていないので、ほとんど参拝者が気づかないスポットだと思いますが、

箱根山の天然温泉を手に受けて「何事にも立ち向かう強い心身」を授かることができすんで、皆さんは是非とも箱根神社にご参拝の際はこちらの清めの湯にも訪れてみてください。

 

箱根山から湧き出る生命力に満ち溢れる霊泉とのことで、近寄ると硫黄の香りが漂ってるのですぐに温泉であると分かるはずです。

上の写真でいうと、左側の岩のようなものの中に、常時霊泉が流れ続けています。

暖かい霊泉は暑すぎず冷たすぎずで心地よい温度。ここでもしっかりパワーを頂いちゃいましょう!

 

場所はというと、ご本殿を正面にしてご神門手前、狛犬があるところから左方向へ進むと社務所がありますが、社務所の扉前まで行ったら右方向を見てみてる分かると思います。

 

万巻上人奥津城

万巻上人(まんがんしょうにん)は、神と仏を結ぶ聖僧で、箱根権現(現在の箱根神社)を建立した人物。

そしてこの万巻上人奥津城は何かというとその万巻上人のお墓になるのです。

ちなみに万巻上人は箱根神社の他にも茨城県の鹿島神宮寺や三重県の多度神宮寺を建立したすごい方なんだそうですよ。

安産杉の裏手から進み、ご本殿の裏手に向かうように進むと行けますのでお時間があれば訪れてみるといいですね。

 

日吉神社

箱根神社の境内末社のうちの1社である「日吉神社」は大山咋神(おおやまくいのかみ)を御祭神とし、古くは「山王社」または「山王権現」と呼ばれていた神社です。

大山咋神は比叡山延暦寺や京都、そして江戸の鬼門を守る神であったことから要地の守護になっていることが多く、故に家内安全地域守護にご利益があるとされています。

第二の鳥居をくぐり第三の鳥居に向かう途中の右側に御鎮座されていますが、車で箱根神社に行くと
日吉神社には気づかない場合が多いので、お車で行かれる方は車を止めたら第三鳥居方面まで歩いて
参拝されるといいですね。

 

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箱根神社の見どころ|おまけ

ここまでご紹介してきました「見どころ23選」以外の境内にあるものもご紹介しておきますね。

社務所


ご本殿に向かって左方向にあります。御祈祷の申込、御朱印などはこちらになります。先程ご紹介した見逃しがちな見どころの「清めの湯」も写真右側に見えますね。

 

お札所


手水舎近くにお守やお札などをお求めできる場所です。尚、こちらでも御朱印を拝受することができます。

 

太鼓橋

箱根神社|太鼓橋
湖上に浮かぶ平和の鳥居から芦ノ湖沿いに第三鳥居のほうに向かうと朱色でアーチ状の橋がありますが、そちらが太鼓橋です。

ここまで来られる方はほとんどいませんので、太鼓橋の上からボーっと芦ノ湖を眺めるのもいいですよ。

 

舟庫


湖水祭の神事で使用される舟が三艘置かれています。龍頭鷁首の和船なんですが、横に回り込んで覗き込んでみたところ龍頭鷁首は取り外された状態で置かれていました。

 

吉田松陰の歌碑


おそらく一度くらいはその名を聞いたことがあるであろうかと思いますが、吉田松陰が満29歳で生涯を閉じる前に残した歌がこちらの碑に彫られています。

 

幸せの大きなかしわの木


ご本殿から脇参道を通っておりてくると、左前方にお手洗いと食べ物屋さんが入った建物がありますが、その建物のすぐ隣にこの「幸せの大きなかしわの木」があります。

どうして幸せの大きなかしわの木と呼ばれているかは分かりませんが、幸せの文字があるだけで縁起がよさそうですよね。

 

箱根神社の見どころ|まとめ

関東総鎮守箱根大権現として崇拝されてきた箱根神社は、古くから徳川家康や源頼朝など武家による崇拝の暑い神社で、現在においても人気のパワースポットとして有名です。

富士山から流れる龍脈上に位置しており、また龍穴ともなっているので地球のエネルギーを授かることができるとっても有難い神社です。

 

私自身何度も参拝している神社ですが、自然と隣り合わせの神社はとても心地よくリラックスできる雰囲気となっていますし、

ここでご紹介したように境内には様々な見どころがあり、また各所によって授かれるご利益などがいろいろありますので、ご参拝の際はお時間の許す限り境内の隅々までまわってみてはいかがでしょうか?