ここでは北口本宮冨士浅間神社について記しています。
世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つである北口本宮冨士浅間神社は、
地球のエネルギーが溢れ出す龍穴パワースポットでもある神社。
西暦110年創建という1900年もの歴史を持つ古社は、
参道、
ご社殿、
御神木など、
そのすべてが厳かで圧倒的な存在感を放つ神秘的な場所で、
毎日多くの参拝客が訪れる有名なパワースポット。
ということでここでは、
北口本宮冨士浅間神社のご利益とは
北口本宮冨士浅間神社の神様はどんな神様?
境内のパワースポットはどこ?
忘れずに参拝しておきたい大塚丘とは
北口本宮冨士浅間神社の御朱印
北口本宮冨士浅間神社のアクセスと駐車場
このあたりについてお話していきます。
古代、
神の住む山として信仰された富士山は、
人が立ち入ることが固く禁じられた山でした。
そんな時代、
御神体である富士山を遥かに拝み
祭祀を行う場とされていた北口本宮冨士浅間神社。
日本最大級の木造大鳥居や、
見る者を圧倒するご社殿や御神木など、
強いパワースポットとされる北口本宮冨士浅間神社とはいったいどんな神社なのか!?
さっそく見ていきましょう~。
北口本宮冨士浅間神社のご利益とは
北口本宮冨士浅間神社にはこれらのご利益があるとされており、
ご覧のとおり本当に多くのご神徳がある神社だというのが分かるかと思います。
北口本宮冨士浅間神社の神様はどんな神様?
せっかくなので御祭神についてもちょっと触れておきますね。
絶世の美女とされた神様で瓊瓊杵尊の妻。
猛火の中で、
火照命(ホデリノミコト)、
火闌降命(ホスセリノミコト)、
火遠理命(ホオリノミコト)
の三柱の皇子を安産される。
富士山の女神であるとされ、
安産や火伏にご神徳が高く、
芸能の神、
酒造の神、
養蚕の神
であるとともに
水を司る神様でもある。
産霊(ムスビ)の力を持った「モノを生み出す神」とも云われている。
天照大御神の孫にあたる神様で木花開耶姫命の夫。
木花開耶姫命と強い絆で結ばれた夫婦神であることから
夫婦円満、夫婦和合のご神徳が高い。
すべての山の神。木花開耶姫命の父。家族の円満にご神徳がある。
隋神像とは、御祭神をお守りする神の像のことで、この隋神像が安置された社殿を隋神門といいます。
んで、この北口本宮冨士浅間神社に以前安置されたいた隋神像が、ようやくその修復作業を終え富士吉田市の指定文化財となったそうなんです。(当神社の旧隨神像(アラハバキ)が市の文化財に指定されました 2022.09.26)
それでですよ、私がちょっと気になったのが、
この随身像はアラハバキと呼ばれているそうなんですが、
アラハバキと言えば、
謎の神様と云われ、日本の歴史を伝える日本書紀や古事記にも登場しない神様なわけですが、
この北口本宮冨士浅間神社のアラハバキと呼ばれる隋神像も、
その謎の神と云われるアラハバキ神と同一なのかどうなのか?ってことです。
これについては調べても分からなかったので、
今後もし分かったらまたお知らせしたいと思いますが、
謎の神アラハバキについて記になる方は、
そのアラハバキ神をお祀りしている岩手県の知る人ぞ知るパワースポット丹内山神社の記事をご覧になると少しは参考になるかもしれません。
境内のパワースポットはどこ?
では次に境内のパワースポットを見ていきます。
北口本宮冨士浅間神社の境内はとても広く、
また見どころも非常に多い神社なんですが、
そのすべてをここで書いてしまうとかな~り長くなってしまうんで、
ここでは特に見ておきたいポイントを幾つか厳選して載せておきたいと思います。
弊拝殿|国指定重要文化財
拝殿と弊殿は元和元年(1615)にご本殿とともに建立。
そののち元文4年(1739)に村上光清師が再建したものが現在の弊拝殿。
朱色を基調とした拝殿には一部に彫刻が施され、
また上部には大きな天狗のお面が掲げられており、
その迫力にまず驚かされます。
拝殿からつづく弊殿のそのさらに奥にはご本殿が見えており、
金箔に松と鶴が描かれたそのお姿は
とても厳かで神聖な場所であることがビンビンと伝わってきます。
二礼二拍手一礼の作法にそってしっかりお参りしましょう。
ご本殿|国指定重要文化財
元和元年(1615)建立。↑の画像はご本殿を横から撮った画像ですが、この画像の右側がご本殿、左側は弊拝殿となっております。
全体的に金箔を置き、彫刻には極彩色が施された豪華な造りのご本殿。
弊拝殿を含むこれらのご社殿は山梨県でも類をみない豪華、華麗なご社殿なんだそう。
まさに富士山信仰の拠点ここにあり!といった感じですね。
御神木「冨士太郎杉」|山梨県指定天然記念物
樹齢1000年ほどと伝えられている大スギ。
ご本殿の手前左側にひときわ存在感は放つようにそびえたつ北口本宮冨士浅間神社の御神木「冨士太郎杉」。
根の部分は特に発達しており、
これがパワースポットじゃないわけがない!といった感じ。
柵に囲われているので実際に手で触れることができないのが残念ですが、
しばし近くで深呼吸をしてパワーを頂いてきました。
御神木「冨士夫婦檜」|富士吉田市指定天然記念物
2本のヒノキが根本で1本につながり、地上約12mで再び合着。
その姿から夫婦檜と呼ばれ、太郎杉と同様に根本部分が特に発達しており、
これまたパワースポットであることを知らせてくれているよう。
夫婦檜もまた柵に囲まれていて実際に触れることはできませんが、
なるべく近くに寄ってパワーを吸収しちゃいましょう!
諏訪神社拝殿|国指定重要文化財
このあたりの地主神と伝わる諏訪神社。
拝殿の両脇には富士山とお神輿
創建は詳しくは分かっていないそうだが、この拝殿は慶安2年(1649)に建立されたものなんだとか。
拝殿の奥に見えるのが諏訪神社のご本殿で、厳重に守られるように建てられている。
御祭神は建御名方神(タケミナカタノカミ)と
八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)の夫婦神。
にご利益がある神様ですんで、
こちらも忘れずに参拝しておくとご利益がアップするかもしれませんよ!
龍穴パワースポットでもある北口本宮冨士浅間神社ですが、
私がいつもパワースポット巡りの際に参考にしている本、李家幽竹|最強龍穴パワースポットによれば、
この諏訪神社拝殿の前と冨士太郎杉、富士夫婦檜の周辺には良い気が流れているそうなんで、なるべく長い時間をこのあたりで過ごし、良い運気をもらっちゃいましょう。
境内のその他の見どころ
北口本宮冨士浅間神社には他にもたくさんの見どころがあり、
国指定重要文化財も多くあります。
ここでお話すると長くなってしまいますんで、
詳しくは以下の記事で確認なさってみてください。
忘れずに参拝しておきたい大塚丘
北口本宮冨士浅間神社のご本殿からは少し離れた場所にある大塚丘(オオツカオカ)。
私が見る限り、、ここまで参拝に訪れる人はごくごく僅か。
おそらくみんな大塚丘の存在を知らないからだと思うんですが、
何を隠そう、こここそが北口本宮冨士浅間神社の発祥の地であるわけですから、
大塚丘も忘れずに参拝しておきましょう。
んで、大塚丘ってなんなの?ってとこですが、
北口本宮冨士浅間神社の社記によると、
西暦110年、人皇十二代景行天皇の皇子、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征のおり、
この丘に上がり富士の霊峰を遥拝し、
「富士は北の方より拝せよ」
と仰ったと伝わっている場所なんだそうです。
そしてその地に鳥居と祠を建て、
浅間大神(アサマノオオカミ)を祀り、
日本武尊を合祀したのが
北口本宮冨士浅間神社の起源。
その後延暦7年(788)に丘の北東に社殿を建立し浅間大神を遷座。
大塚丘には日本武尊をお祀りしたのが
現在の北口本宮冨士浅間神社の姿のはじまりとなっています。
つまり、もともとはこの地が北口本宮冨士浅間神社のあった場所で、
この場所から御神体である富士山を遥拝していたというとっても神聖な場所が大塚丘というわけです。
現在も日本武尊をお祀りしている場所でもありますし、
大塚丘も忘れずに参拝しておきましょう!
祠のすぐ横には御神木があり、こちらの御神木は実際に手で触れることができましたので、バッチリパワーを頂いてきました!
ちなみに大塚丘はどこにあるかというと、
ご本殿の右側から裏側のほうに抜けていき、↑の画像の道を進みます。
そして一度車道のある道に出て
そこから道なりに250mくらい進んだところの左側です。
左側を見ながら歩いていけばすぐに分かりますので迷うことはないでしょう。
北口本宮冨士浅間神社の御朱印は全3種
続いては気になる御朱印です。
北口本宮冨士浅間神社で頂ける御朱印は全部で3種類。ひとつずつ確認していきましょう。
北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社のメインとなる御朱印がこちら。
北口本宮の字がダイナミックで迫力のある御朱印ですよね。
中央に「北口本宮」と墨書きされ、
バックには「北口本宮」「冨士淺間神社」の朱印が押されたもの。
直書き
初穂料:300円
諏訪神社
北口本宮冨士浅間神社の摂社である諏訪神社の御朱印がこちら。
中央に「諏訪」と墨書きされ、バックには「諏訪神社」の朱印。
右側には「吉田の火祭り」の朱印も押されたもの。
直書き
初穂料:300円
大塚丘
北口本宮冨士浅間神社の発祥地である大塚丘の御朱印がこちらです。
北口本宮の御朱印と同様にダイナミックな字で迫力ある御朱印です。
中央に「大塚丘」と墨書きされ、
バックには「大塚丘社」の朱印が押されたもの。
右側にはしっかりと「北口本宮発祥」と書かれていますよ。
直書き
初穂料:300円
御朱印とは参拝の証として頂けるものです。大塚丘の御朱印を頂く際は、ちゃんと大塚丘に参拝してから頂くようにしましょうね。
北口本宮冨士浅間神社のアクセスと駐車場
北口本宮冨士浅間神社の行き方と基本情報についてまとめてみました。
北口本宮冨士浅間神社の基本情報
■所在地 | 山梨県富士吉田市上吉田5558番地 |
■TEL | 0555-22-0221 |
■最寄駅 | 富士急行線「富士山」駅 |
■駐車場 | あり(無料)※第7駐車場まで有 |
■御祭神 | 木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト) 天孫彦火瓊瓊杵尊(テンソンヒコホノニニギノミコト) 大山祇神(オオヤマヅミノカミ) |
■創建 | 景行天皇40年(西暦110年) |
■行事 | 5月5日:例大祭(初申祭)/8月26~27:特殊大祭(鎮火祭)/7月1日:山びらき(開山祭)/9月10日:山じまい(閉山祭) |
■ホームページ | https://www.sengenjinja.jp/index.html |
北口本宮冨士浅間神社の行き方
北口本宮冨士浅間神社の最寄駅は富士急行線「富士山」駅なんですが、
歩いて北口本宮冨士浅間神社に向かう場合、
富士山駅から北口本宮冨士浅間神社までは約2kmほどあるので、
20分強ほど歩かなくてはなりません。
ので、富士山駅からはタクシーまたはバスに乗って行くのが現実的で、
タクシーであれば5~6分ほどで到着できます。
北口本宮冨士浅間神社の近くには、
富士山の水を汲むことができるお水取りスポットがありますんで、
個人的には、都内から向かう場合は車で行くのがおすすめかなと思います。
JR線「新宿」駅(バスタ新宿)から富士急行高速バス富士五湖線(山中湖旭日丘行)乗車 → (約112分) → 「富士山駅」下車。
ここから【富士急行バス】御殿場プレミアムアウトレット~河口湖駅(御殿場プレミアムアウトレット行)に乗車 → (約6分) → 「浅間神社前」停下車。ここから徒歩6分で北口本宮冨士浅間神社です。
( )内は乗車時間
富士急行高速バスの路線図と時刻表はこちら
富士急行バスの路線図と時刻表はこちら
JR「新宿」駅から中央線特急「かいじ」(甲府行)に乗車 → (約57分) → 「大月」駅下車。富士急行線(河口湖行)に乗車 → (約52分) → 「富士山」駅下車。(時刻によっては新宿駅から富士山駅まで直通運行もあり)
【富士急行バス】御殿場プレミアムアウトレット~河口湖駅(御殿場プレミアムアウトレット行)に乗車 → (約6分) → 「浅間神社前」停下車。ここから徒歩6分で北口本宮冨士浅間神社です。
( )内は乗車時間
富士急行バスの路線図と時刻表はこちら
ナビで「山梨県富士吉田市上吉田5558」をセット。
・中央道「河口湖IC」で高速降りたら一般道を進むこと約6分。
・東名高速道路「御殿場IC」で高速降りたら東富士五湖道路経由して進むこと約40分。
・東名高速道路「富士IC」で高速降りたら西富士道路を経由して進むこと約50分。
駐車場は第1~第7駐車場まであり無料で利用できます。第1、第3駐車場に駐車すると参道の最初の鳥居をくぐるところから参拝を始められるので駐車場は第1か第3がおすすめです。ご本殿の近くまで車で行きたい場合は、第2、4~7駐車場がいいでしょう。それぞれの駐車場位置はこちらの駐車場マップで確認を。
北口本宮冨士浅間神社|まとめ
最後にまとめますね。
北口本宮冨士浅間神社のご利益とは
夫婦円満、縁結び、良縁成就、子授け、安産、子育て、起業、事業繁栄、養蚕、酒造、芸能上達、火伏、悪運浄化、迷いを断ち切る、交通安全
北口本宮冨士浅間神社の神様はどんな神様?
絶世の美女で富士山の女神でもある木花開耶姫命と、その木花開耶姫命と結婚し固い絆で結ばれた天孫彦火瓊瓊杵尊の夫婦神。そして木花開耶姫命の父であり、すべての山の神とされる大山祇神。北口本宮冨士浅間神社の御祭神はこちらの三柱。
境内のパワースポットはどこ?
圧倒的な存在感を放つご社殿(ご本殿、拝殿、弊殿)はもちろんのこと、御神木である冨士太郎杉と冨士夫婦檜もパワースポットとして見逃せません。摂社の諏訪神社拝殿前や冨士太郎杉と冨士夫婦檜近くは良いエネルギーが流れているそうなんで、ここではなるべく長い時間を過ごすのがおすすめ。
忘れずに参拝しておきたい大塚丘とは
北口本宮冨士浅間神社発祥の地である大塚丘。ご本殿からちょっと離れた場所のため、皆さん気づかないのかここまで参拝される人は少ないですが、ここも忘れずに参拝しましょう。
北口本宮冨士浅間神社の御朱印
御朱印は、北口本宮冨士浅間神社、大塚丘、諏訪神社の全部で3種類。御朱印は参拝の証として拝受するものですんで、すべてに参拝してから頂くのを忘れずに!
北口本宮冨士浅間神社のアクセスと駐車場
最寄駅からは徒歩20分ほどの場所にあるので、個人的には車で行くのがおすすめかなと思います。駐車場は無料で第1か第3駐車場を利用すると参道の最初の鳥居から参拝をスタートできますよ!
って感じでしたね。
ドラマのロケ地にもなることがある北口本宮冨士浅間神社は
平日でも多くの参拝客で賑わいます。
長い参道の両脇には大きな木々が並び、
参道を進めば進むほどその神聖さがビンビンと伝わってきます。
1900年以上もの長い歴史を持つ古社だけあり、
拝殿の迫力やその奥に見えるご本殿の豪華さは流石の造り。きっとあなたも驚かされることでしょう。
龍穴といわれるパワースポットでもあり、また富士山のパワーを近くに感じられる場所でもありますので、
最近ついてないなぁ...なんて方は
悪運浄化や開運に一度参拝なさってみてはいかがでしょうか?