江ノ島【岩屋】は龍神伝説の残る神秘的パワースポット!富士山に続く穴や仏像は必見!

江島神社
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ここでは藤沢市江の島にある岩屋について記しています。

観光スポットとして人気の江ノ島。

その江ノ島の最奥に位置する岩屋洞窟には、

富士山に通じると伝わる洞窟や歴史的な石造物など目を見張るものが盛りだくさん!

 

特に江島神社を参拝される方にとっては、

ここ岩屋が江島神社発祥の場所となっているので是が非でも訪れておきたいところ。

 

ということでここでは、

icon-chevron-circle-right 江ノ島の岩屋ってどんなとこ?
icon-chevron-circle-right 岩屋の龍神伝説って何?
icon-chevron-circle-right 岩屋で見るべきところは?
icon-chevron-circle-right 岩屋への行き方
icon-chevron-circle-right 岩屋の御朱印は?

このあたりについてお話しています。

 

昭和46年以来、長期に渡って閉鎖されていた岩屋は、施設を一新し平成5年4月に再開。

江ノ島観光の人や江島神社に参拝される人にとって

人気のスポットである岩屋とはいったいどんなところなのか?

早速見ていきましょう~

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江ノ島岩屋ってどんなとこ?


岩屋とは、

江ノ島の最奥に位置する波の浸食によってできた霊窟で

第一岩屋と第二岩屋の二つの霊窟からなるもの。

まさに長い年月をかけて自然が作り出した神秘的な空間で、中はヒンヤリとしています。

 

岩屋内部は身をかがめるほど天井の低い部分があり、

照明はついているものの薄暗い空間のため、

入口でロウソクを借りて進みますが、

藤沢市で管理、整備をしていますので

足場は比較的歩きやすいようになってます。

 

第一岩屋の約152m奥に入り込んだところが

江島神社発祥の場所とされており、

欽明天皇13年(552)に欽明天皇(きんめいてんのう)の勅命によって

岩屋に神様をお祀りしたのが江島神社の始まり。

 

欽明天皇は聖徳太子よりも少し前の天皇ですんで、

このことからも江島神社が如何に歴史ある神社かが分かるかと思います。

 

ちなみに江ノ島神社発祥の場所のちょうど真上には

江ノ島で最も強いパワースポットである龍宮が御鎮座されているんですよ。

現在は何もお祀りされていない

第一岩屋にある江島神社発祥の場所。

ここに神様をお祀りしたのが江島神社の始まりであるとされていますが、

実はここ、

現在は何もお祀りされていません。

 

とは言え、

祠や狛犬はそのまま残されていますので

神聖な雰囲気を感じることができます。

 

しかしまぁ、当時は照明もない中、

こんな奥地に神様をお祀りするのは大変だったでしょうね。

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岩屋の龍神伝説って何?


江ノ島にはいくつかの龍神伝説がありますんで見ておきましょう。

 

北条時政

北条時政が江ノ島に参籠し子孫繁栄を祈願。

すると満願の夜に弁財天が現れ時政の願いを叶えると約束。

その弁財天は龍(大蛇)となり海へと消えていったのですが、

その際に三つの鱗を落とし、

これを見た北条時政は祈願成就と喜びその三つの鱗を家紋としました。

 

 

ちなみに江島神社の社紋である
「向い波の中の三つの鱗」は、

北条家の家紋「三枚の鱗」の伝説をもとに

考案されたものなんだそうですよ。

御朱印の上部に押印された赤い印が江島神社の社紋です。

北条貞時

北条貞時が悪夢を見たので龍池に行くと金銅に輝く龍頭を見た。

 

足利治乱記

長さ60mにもなる白龍が海中より飛び出て絵島石穴に入っていくのを多くの人が見た。

 

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多くの武将や高僧が岩屋へ

祈願のために岩屋に籠ることを「江ノ島参籠」といっていたそうですが、

あの源頼朝も岩屋に籠って戦勝祈願をしていたり、

弘法大使日蓮、泰澄、道智、安然といった名僧たちも岩屋で修業をし

ご神徳を仰いだ場所でもあるんだそうです。

岩屋で見るべきところは?

奥津宮と龍宮の参拝を終えたところからいよいよ岩屋へと向かっていきます。

龍宮のすぐ近くにはカップルの聖地「龍恋の鐘」へと続く階段が。

「龍恋の鐘」については江島神社のご利益や御朱印情報をまとめた以下の記事でお話ししましたのでここでは省きますが、気になる方は是非ご覧になってみてください。

鳥居


龍宮を出発して龍恋の鐘へと続く階段を左側にしながら道なりに進むとすぐにこちらの鳥居があります。

この道沿いにはお食事処が多くあり、

見晴らしの良いテラス席があるお店なんかもありました。

そのまま進んでいくと下りの急な階段がありますので下っていきましょう。

途中にあるおいしそうなパンケーキ屋さんを過ぎ、さらに下っていきます。

岩屋橋


階段を下りきると岩屋洞窟へと続く岩屋橋がありますのでまっすぐ進みます。岩屋橋の朱色が綺麗な風景を作り出してますよね!

第一岩屋(奥行152m)

岩屋橋を進んでいくとその先に岩屋の入口が見えてきます。岩屋の入口でチケットを購入しいよいよ岩屋内部へと入っていきます。

 

岩屋料金
500円(中学生以上)/200円(小学生)

時期営業時間
1月・11月・12月9時~16時
5月~9月9時~18時
2月・3月・4月・10月9時~17時

※本記事投稿時点での情報です。変更される場合もありますのでご自身で直接ご確認をお願い致します。


岩屋の中に入り少し進むとロウソク(↑画像がロウソク)を渡されますので、そのロウソクを持って岩屋を進んでいきます。

仏像


岩屋内部には多くの仏像が置かれており、ここが神聖な場所とされていたのがビンビンと伝わってきます。

 

日蓮上人の寝姿石


そのまま進むと分かれ道がありますので

まずは順路どおり左側に進みます。

 

するとまもなく日蓮上人の寝姿石があります。

自然の力によってできた石だそうですが、この岩屋で修行をしたと伝わる日蓮になぞらえているんでしょうかね?

富士山につづく穴

日蓮上人の寝姿石のその先には富士山の麓にある鳴沢氷穴に続いているという穴があります。

龍穴パワースポットでもある江の島ですから、本当に富士山に通じているかもしれませんね!

江島神社の発祥の場所


富士山につづく穴を見たあとは来た道を戻り、

分かれ道のもう一方(先ほどは左側でしたので次は右側)へ。

 

天井が低く身をかがめながら進みその道を突き当たると江島神社発祥の場所です。

 

珍しいお姿の狛犬といくつかの祠が建てられており、

1470年もの大昔、

ここから江島神社が始まったんだなと思うととてもロマンを感じました。

 

現在は何もお祀りされておりませんが、

しっかりと参拝して来た道を戻ります。

ちなみに「お賽銭は投げ入れず、ここでは感謝の気持ちだけで」という貼り紙がありましたのでお賽銭を投げ入れないように注意ですね。

壁面に彫られた文字

岩屋内部の壁を見ていると、

一部に文字のようなものが彫られている箇所がありました。

漢字として読めなくもない字もありましたが、

基本的にはまったく解読ができない文字。

これも古くから残されているものなのか分かりませんが、

歩きながら壁面にも目をやってみると面白いですよ!

第二岩屋(奥行56m)

さて続いては第二岩屋へと向かいます。

第二岩屋へと向かう途中、

一度洞窟の外へ出て第二岩屋へと向かっていくんですが、

その途中の海の見える場所からは

「亀石」という岩を海上に見ることができます。

その亀石を見ながら第二岩屋の洞内へと進みます。

その奥に待ち受けるのは龍の像。

龍の鳴き声がスピーカーから響き渡り、

照明にライトアップされた龍は迫力がありました。

龍神信仰の地として栄えた江ノ島らしさが感じられますね。

展示物

岩屋内部の壁には多くの展示物がありました。

龍神伝説や、江の島ができた伝説として伝わる天女と五頭龍など

いろんな展示物がありますので、見てみると面白いですよ!

岩屋への行き方

江ノ島の最奥に位置する岩屋ですが、

徒歩、
エスカーと徒歩、

の3通りの行き方があります。

 

江ノ島散策をじっくり楽しみながら行くなら、
→ 徒歩。

江ノ島散策をまあまあ楽しみながら行くなら、
→ エスカーと徒歩。

岩屋だけ見に行きたいなら、
→ 船。

といった感じになりますが、

行きだけ江ノ島散策を歩いてじっくり楽しみ、帰りは岩屋から船で帰ってくるというハイブリットな選択もアリですよ!

徒歩|エスカーと徒歩で岩屋に行く

で、気になる行き方ですが、

徒歩で行く場合もエスカーを使っていく場合も、

仲見世通りを抜けたら基本的には江ノ島の頂上を目指して行けば、あとは道案内板どおりに行くことで到着できます。

何も難しいことはなく、

迷うなんてことはないので気軽に向かって行きましょう。

 

仲見世通りから岩屋までの道中江島神社に関しては以下の記事を

(辺津宮→中津宮→奥津宮・龍宮)

の順にご覧になってもらえればより分かりやすくなってます。

江島神社に参拝される方にとっては、

より有意義に江島神社を参拝できるような記事になってますんで是非お読みになってみてください。

 

船「べんてん丸」で楽々と行く

岩屋まで船で楽々と行きたい場合。

もしくは岩屋までは徒歩で行って帰りだけ船で帰りたい場合は「べんてん丸」に乗りましょう。

江ノ島弁天橋から岩屋のある稚児ヶ淵までをつなぐ遊覧船で、約6分の乗船時間で楽々と到着できます。

乗船料金
大人400円(中学生以上)
小人200円(6才以上)
満5才以下 無料

注意点としては、

天候や海の状況によっては欠航になることもあることで、

晴れている日でも海の状況で欠航なんてこともあるので、

その点は注意したほうがいいですね。

僕が岩屋に行った時も晴れた日だったにもかかわらず欠航になっていたので晴れだからといって運航してるとは限りませんのでね。

当日の運行状況や発着場所などについてはこちらから確認を!

岩屋の御朱印は?

下の画像でも分かるように江島神社で拝受できる御朱印は種類が豊富です。

がしかし、

残念ながら「岩屋の御朱印」というのは無いとのことでした。

岩屋に行くまでに辺津宮、中津宮、奥津宮に龍宮を参拝された方は、

それらの御朱印でしたらありますので、

辺津宮境内にある御朱印所で頂きましょう。

岩屋からですとけっこう戻る必要がありますが、

江ノ島の島内で御朱印を頂けるのは辺津宮境内にある御朱印所だけですので、帰りに立ち寄るといいですね。

受付時間は8時30分から17時まで。

江ノ島岩屋|まとめ

最後にまとめますね。

龍の棲む場所と云われている江ノ島は

龍にまつわる伝説が多く残されている場所。

そのメッカとも言える岩屋はとってもとっても神秘的な場所でした。

 

江島神社の発祥の場所とされている岩屋は現在でこそ何もお祀りはされていないものの、

それでもその神秘的な空間はきっとあなたを魅了するはずです。

富士山に通ずると言い伝えられている穴はロマンを感じますし、

源頼朝に弘法大師、日蓮などがこの岩屋で祈願したんだっていうんですから

それだけでも行く価値は十分にあるはず。

 

大自然が作り出したその霊窟は

大昔に多くの人が信仰した神聖な場所でもありますんで、

パワースポット巡りの方にもおすすめの場所ですね。