ここでは世界遺産の中尊寺について記しています。
国宝建造物第一号の金色堂がある中尊寺は、
平成23年(2011)に中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録。
地球のエネルギーが溢れ出る龍穴パワースポットにもなってる中尊寺は
金運にご利益があることでも有名。
東北地方のパワースポットと言えば中尊寺! と言ってももはや過言ではないでしょう。
ということでここでは、
中尊寺金色堂ってどんなとこ?
金色堂のミイラって見れるの?
中尊寺境内のパワースポットってどこ?
参拝前に知っておきたい中尊寺の歴史
中尊寺のアクセスは?
このあたりについてお話していきます。
世界遺産になったことで多くの観光客が訪れる中尊寺ですが、
参拝前に最低限押さえておきたいところお話していますんで、
これから中尊寺に行く予定だ!
なんて方は是非ご覧になってみてください。
中尊寺とは中尊寺のある山全体の総称で、本寺である「中尊寺」とその山の中にある17つの支院(大寺の中にある小院)で構成されるお寺のこと。
※ここでお話する情報は本記事投稿時点での情報です。変更される場合もありますので詳しく知りたい方は中尊寺に直接確認なさってみてください。
では早速見ていきましょう~
金運パワースポットの金色堂ってどんなとこ?
中尊寺と言えば金色堂! と言っても過言ではないほど
中尊寺を象徴するお堂が金色堂です。
金色堂の内外装は「皆金色」と言い、一面すべてが金箔に覆われたまさに黄金世界!
これで金運にご利益がないわけがない!
※金色堂内の撮影、録画は禁止のため画像を載せられないのが残念!実際の様子はこちらの中尊寺ホームページでご確認を! >>>金色堂について
この中尊寺のあるあたりは、
その昔「金の産地」として栄えていたこともあり、
強い金の気が流れる龍穴パワースポットでもあるわけですが、
もうちょっとだけ詳しくこの金色堂について知っておきましょう!
いつできた?
金色堂ができたのは天治元年(1124)のことで、中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物
だれが造った?
奥州藤原氏初代清衡公によって造られた金色堂は、極楽浄土の有様が表現され、中尊寺にある堂塔の中でも特に意匠が凝らされた往時の工芸技術が集約されたお堂。
どんなお堂?
国外の海からシルクロードを渡って持ち込まれた夜光貝による螺鈿細工、そして象牙や宝石によって飾られた金色堂は、
黄金一色の世界により一層の豪華さを与えています。
須弥壇の中心には阿弥陀如来、
両脇には観音勢至菩薩と六体の地蔵菩薩、さらに持国天、増長天が安置されるといった構成で、
この構成は他に例のない仏像構成なんだとか。
※螺鈿(らでん)細工:夜光貝や他の貝類を彫刻して漆地や木地などにはめこむ技法。(貝飾り)
※須弥壇(しゅみだん):寺院においてご本尊を安置する場所で、仏像等を安置するために一段高く設けられた場所。
金色堂に入ったあなたは黄金に輝くその姿にきっと圧倒されてしまうはずですが、
その螺鈿細工や装飾はとても目を見張るものでしたんで、
是非そこにも注目してみるといいですね。
金色堂のミイラって見れるの?
実はここ金色堂には4体のミイラが安置されています。
が、このミイラは一般には公開されてませんので私たちが見ることはできません。
んで、この4体のミイラについてですが、
誰のミイラなのか? ってことは分かっていて
奥州藤原氏の初代清衡公、二代基衡公、三代秀衡公、そして四代泰衡公のミイラが今も安置されているのです。
藤原氏のミイラは金色の棺に納められ、孔雀の装飾が施された須弥壇の中に長い年月を越えて今この時も安置されているのです。
ちなみにですが、分かった範囲でお話しておくと、
金色堂の中に入り真正面から金色堂を見た場合、
その須弥壇の配置は
中央、左奥、右奥と三つの配置構成になってるんですが、
中央の須弥壇には初代清衡公が、
左奥の須弥壇には二代基衡公が、
そして右奥の須弥壇には三代秀衡公の棺が安置されているようですよ。
金色堂に行った際には、是非ご本尊のお足元にある須弥壇にも注目してみてください。
そこに奥州藤原氏の亡骸が安置されているんだと思うと、また違った見方もできるはずですので。
金色堂の拝観料は800円
中尊寺は基本的に無料で参拝することができますが、
金色堂と経蔵、そして旧覆堂については拝観料800円が必要になります。
国宝や奥州藤原氏の残した文化財などが展示されている讃衡蔵(さんこうぞう)と金色堂の拝観がセットになったチケットで、
この800円で金色堂と讃衡蔵の2つを見学することができます。
金色堂をご見学の際は金色堂のすぐ隣にある讃衡蔵で拝観チケットを購入しましょう。
中尊寺境内のパワースポットってどこ?
さてさて、
ここまでは中尊寺を代表する金色堂について見てきましたが、
一言で中尊寺と言っても
実は広い境内の中には多くの寺社が建立されており、
すべてを参拝するとなると2~3時間ほどかかります。
なもんで、もしもあまり時間がないという人は、
中尊寺の境内の中でも特に良い気が流れているパワースポットを私がいろいろと調べた情報をもとにご紹介しておきますので、
そこだけでも参拝されるようにするといいですね。
金色堂
国宝建造物第一号の金色堂。
この金色堂のお堂内は特に強い金運のパワースポットとなっていますので必ず訪れましょう。
決断力や判断力を授けてくれるご利益もありますよ!
金色堂の杉並木道
拝観チケットを渡して金色堂の敷地内に入ると、
金色堂へとつづく緩やかな上り坂の杉並木道があります。
大きな杉の木が並ぶこの道もパワースポットになってますので、
ゆっくりと歩きながら進むといいですね。
月見坂
中尊寺の参道入口を入ってすぐの道が月見坂です。
大きな木々に囲まれた空間はとても気持ちよく、
自然のパワーがジンジンと感じられるはず。
源頼義がこの月見坂で戦勝祈願をした場所でもありますので、
はるか昔から特別な場所だったのかもしれないですね。
やや傾斜のきつい上り坂がつづく月見坂ですが、
悪運を浄化してくれる なんて云われていますんで
ゆっくりと歩いて多くのパワーを吸収しちゃいましょう!
白山神社
中尊寺の北を護る白山神社。
中尊寺境内の奥地に御鎮座される白山神社ですが、
ここの参道にも良い気が流れているそうなのでお忘れなく!
中尊寺のある山は、その山そのものがパワースポットとなっているわけですが、
とりわけここで挙げたところが特に強いパワースポットとなっていましたんで、忘れずに参拝しておきましょう。
その他境内の見どころと中尊寺の13種の御朱印
中尊寺を参拝するおすすめの時間帯や
中尊寺境内にあるそれぞれの寺社についてはそのご利益とともに
別の記事 でまとめてありますんで是非お読みになってみてください。
御朱印集めをされてる方にも必見の内容となっていますよ!
参拝前に知っておきたい中尊寺の歴史
中尊寺のご由緒について、その歴史を要点を絞って載せておきますね。
■嘉祥3年(850) | 比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれる。 |
■長治2年(1105) | 奥州藤原氏初代清衡公によって中尊寺の大規模な堂塔が造営される。 |
■建立の趣旨 | 「前九年・後三年合戦」という長きに渡って続いた戦乱で命を落とした者を、敵味方関係なく慰め、平和な理想社会を創るという清衡公の非戦の決意。 |
■中尊寺の規模 | 鎌倉幕府の公的記録「吾妻鏡」では、寺塔が40、禅坊(僧の宿舎)が300に及んだとされている。 |
■100年の繁栄 | 中尊寺のある平泉は100年近くにわたって繁栄し、戦乱のない平和な日々がつづく。 |
■文治5年(1189) | 奥州藤原氏が滅亡。 |
■滅亡の経緯 | 源義経が兄の源頼朝と対立し平泉に逃れると、その源義経を秀衡公が保護。文治3年(1187)その秀衡公が病死すると、四代泰衡公は源頼朝の圧力に屈し義経を自害に追い込む。結局はその泰衡公も頼朝に攻められ、いよいよ藤原氏は滅亡してしまう。 |
■建保元年(1213) | 北条政子の夢枕で藤原秀衡公が平泉寺院の修理を依頼。それにより幕府は郡内の地頭にその修理を命じる。 |
■正応元年(1288) | 金色堂を修理し、覆堂(おおいどう)を建設。 |
■建武4年(1337) | 中尊寺の火災。鎌倉時代以降、藤原氏を失った中尊寺は次第に衰退し、建武4年(1337)の火災で多くの堂塔、宝物が焼失してしまう。 |
■豊臣秀吉の仕置き | 戦国時代には秀吉の命令によって中尊寺の秘宝である「金銀字一切経(きんぎんじいっさいきょう)」、「金字一切経(きんじいっさいきょう)」延べ4,000巻以上が京都伏見に運び出され、「中尊寺経」として高野山や観心寺などに現在も所蔵されている。 |
■仙台藩主による保護 | 江戸時代に入ると平泉は仙台藩領となる。歴代の藩主は中尊寺をあつく保護し、荒廃が進んだ諸寺院を修理する。今も参道沿いにある樹齢350年の老杉も仙台藩によって植樹されたもの。藩主は能楽を愛好し、能舞台を建立して能装束を奉納した。 |
■平成23年(2011) | 中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界文化遺産に登録。金色堂をはじめ、建築、絵画、書跡、彫刻などの文化遺産は火災を免れ、現在まで良い状態で残され東日本屈指の平安仏教美術の宝庫とされている。 |
毛越寺と達谷窟毘沙門堂、ぶなの恵みでお水取りも!
中尊寺にご参拝の方に是非おすすめしたいのが、
「平泉の世界文化遺産の一つである毛越寺(もうつうじ)」と、
岩面に彫られた大仏でお馴染みの
「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」を参拝すること。
朝早くに東京を出発すれば、
・毛越寺
・達谷窟毘沙門堂
の3か所を夕方までに参拝することが可能です。
九星気学のお水取りをしている人は、
こちらに加えて
でお水取りも!
東京駅を午前7時台に出発すれば、夕方までには
ぶなの恵みでお水取り、
中尊寺、
毛越寺、
達谷窟毘沙門堂
の参拝を終えることができますんで
是非こちらにも足を運んでみることをおすすめしたいと思います!
ちなみに、
一泊二日の日程を組めるなら、
その2日目に岩手県花巻市にある
丹内山神社
へ参拝するのがおすすめです。
日本書紀や古事記には登場しない謎の神「アラハバキ」がお祀りされている
知る人ぞ知るパワースポットでご本殿の彫刻も圧巻です!
中尊寺のアクセス
中尊寺の行き方と基本情報についてまとめてみました。
中尊寺の基本情報
■所在地 | 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 |
■TEL | 0191-46-2211 |
■最寄駅 | JR東北本線「平泉」駅 |
■駐車場 | あり 駐車料金:第一駐車場・第二駐車場(普通車400円)/坂の上駐車場(普通車500円) |
■御本尊 | 中尊寺本堂:丈六の釈迦如来 |
■開山 | 慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん) |
■創建 | 嘉祥3年(850) |
■宗派 | 天台宗 |
■寺格 | 東北大本山 |
■行事 | 2月初旬:節分会/5月1~5:春の藤原まつり/8月16日:大文字送り火/11月1~3:秋の藤原まつり等 |
■ホームページ | https://www.chusonji.or.jp/index.html |
中尊寺の行き方
中尊寺の最寄駅はJR東北本線「平泉」駅になりますが、ここから歩いて中尊寺に向かう場合には約30分ほど歩かなくてはなりません。
歩くのが好きな方には問題ない距離かもしれませんが、中尊寺は境内がかなり広いので、なるべくなら体力は温存しておきたいところ。
私の場合は都内から新幹線で行きましたので「一ノ関」駅で下車してそこからレンタカーで中尊寺に。
中尊寺周辺には毛越寺や達谷窟毘沙門堂などの人気観光スポットがあり、
それらすべてに参拝するためにも個人的にはこの方法が一番おすすめかなと思いますが、
この他にもいろいろと中尊寺のアクセスを調べてみましたんで参考になさってみてください。
新幹線で「一ノ関」駅 → (約7分) → JR東北本線で「平泉」駅 →(約4分) → 岩手県交通 一関前沢線イオン前沢店行バスで「中尊寺」停下車
( )内は乗車時間
JR東北本線ホームページ
岩手県交通 一関前沢線 時刻表 と ホームページ
新幹線で「一ノ関」駅 → (約22分) → 岩手県交通 一関前沢線(イオン前沢店行)バスで「中尊寺」停下車
( )内は乗車時間
新幹線で「一ノ関」駅へ行き一ノ関駅前でレンタカーに乗車 中尊寺まで車で約15分ほど。
ナビで「岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202」をセット。東北自動車道「平泉前沢IC」で高速降りたら一般道を進むこと約12分。
浦和ICから平泉前沢IC 444.5km(約5時間)
仙台ICから平泉前沢IC 99.4km(約1時間10分)
盛岡ICから平泉前沢IC 80.3km(約50分)
中尊寺|まとめ
最後におさらいです。
中尊寺金色堂ってどんなとこ?
中尊寺創建当初の姿を今に伝える唯一の建造物で国宝建造物第一号。金の気が流れる堂内は強い金運のパワースポットであるとともに、決断力や判断力にご利益が。
金色堂のミイラって見れるの?
須弥壇というご本尊のお足元にある台の中には奥州藤原氏の初代清衡公、二代基衡公、三代秀衡公、そして四代泰衡公のミイラが今も安置されている。一般に公開されてないため私たちが見ることはできない。
中尊寺境内のパワースポットってどこ?
中尊寺のある山全体がパワースポットではあるものの、特に金色堂、金色堂敷地内の杉並木道、月見坂、白山神社が強いパワースポット。
参拝前に知っておきたい中尊寺の歴史
要点を絞って時系列にしましたのでそちらをご覧頂くと参拝もよりよいものになるはず。
って感じでしたよね。
東北地方屈指のパワースポットでもある中尊寺は
東北のパワースポットランキングでも上位にランクインする寺院。
地球の大地のエネルギーが溢れ出る
龍穴というパワースポットでもありますんで
パワスポ巡りをされている方には必見の寺院。
人生に迷いがある人や財運を上げたい!なんていう人は
一度訪れてみてはいかがでしょうか?