ここでは東国三社の1社、息栖神社の見どころと参拝所要時間について記しています。
茨城県神栖市に御鎮座される息栖神社。
鹿島神宮、そして香取神宮とともに東国三社と呼ばれ、人気のパワースポットとして多くの参拝者が訪れる創建1700年を超える歴史ある古社。
今回はその息栖神社の見どころと参拝の所要時間について徹底紹介しちゃいます!
それでは早速、息栖神社のオンラインツアーに出発しましょうー
息栖神社の見どころ
1.一之鳥居
2.忍潮井(男瓶・女瓶)
3.ご本殿|礎石
4.御神木
5.招霊の木(おがたまのき)
6.二之鳥居
7.参道
8.手水舎
9.ご神門
10.御衣黄(ぎょいこう)
11.力石|松尾芭蕉の句碑
12.力石の横の御神木
13.御神燈
14.息栖ゆかりの歌碑
15.自動車御祓所
16.みや桜
17.那岐の木(なぎのき)
18.境内社(四柱合祀)
19.境内社(五柱合祀)
20.おきすの津(港)と碇(いかり)
21.稲荷神社
鹿島神宮や香取神宮と比べると比較的小さめの境内ですが、それでもこれだけの見どころが息栖神社にはあるのです。
さすが創建1700年を超える古社ですよね?では、それぞれの見どころについて詳しく見ていきましょう。
一之鳥居
常陸利根川のほとりにそびえる息栖神社の一之鳥居。鹿島神宮の南の一之鳥居も兼ねる大きくて立派な鳥居。さすが鹿島神宮の南の一之鳥居も兼ねるだけあって、その存在感はすごいものがありました。
忍潮井(男瓶・女瓶)・ご本殿・礎石・御神木・招霊の木(おがたまのき)
忍潮井、ご本殿、御神木、招霊の木、息栖神社でもパワースポットとして有名なポイントですよね。
194年に造られたと云われる忍潮井には二つの井戸があり、一方の井戸には男瓶が、もう一方の井戸には女瓶が置かれていますが、その瓶の姿を見ることができた人には幸運が訪れる!
なんて言われています。
他にも、「あることをすると恋愛成就にご利益がある!」なんていう言い伝えがあるパワースポットではありますが、
この四つのパワースポットについては、 息栖神社五神のご利益!東国三社を担うパワースポットに伝わる伝説とは? で詳しくまとめてありますので、よければこちらもお読みになってみてください。
二之鳥居
遠くから見てもその存在感に圧倒されるほどの存在感を放つ息栖神社の二之鳥居。
奥に続く参道の両側には大きな木々がそびえ立ち、そこが神聖な場所であることを知らせてくれているかのよう。
二之鳥居の横には息栖神社の社号標があり、「東國三社息栖神社」と書かれています。
参道
とっても雰囲気のある息栖神社の参道。
両側には白い石燈籠が並び、あたりにそびえたつ木々の緑、そして奥に見える朱色の神門、さらには青い空とのコントラストがとっても綺麗な参道です。是非注目してみてください。
手水舎|お水取り
二之鳥居をくぐり参道を進むと左側にこちらの手水舎があります。
水質調査が行われており、飲用水にすることも可能なお水とのこと。念の為煮沸が必要になるそうですが、九星気学のお水取りをなさっている方はこちらでお水取りされるといいですね。
ご神門
朱色に輝く息栖神社のご神門です。奥にはご本殿が見えていますね。しっかりと一礼して進みましょう。
緑の桜 御衣黄(ぎょいこう)
4月に花を咲かせるという御衣黄は、咲きはじめは淡い緑がかった花を咲かせます。そして時間の経過とともに中心部がだんだんと赤く染まっていく桜で、縁起のいい木とされているそうです。
力石|松尾芭蕉の句碑
神栖地域の若者たちが、その力を競い合うために使ったとされる石。かなり重い石であることはその見た目からも分かるほど。
同様の石は香取神宮にもありましたが、古くにあった日本の風習に触れることのできる貴重な石ですよね。
すぐ横には松尾芭蕉句碑が。鹿島神宮にもありましたが、松尾芭蕉も東国三社参りをしていたんだろうか? 見るからに古い狛犬もいますね!
力石の横の御神木
息栖神社の御神木といえば、ご本殿左側にある夫婦杉が有名ですが、実は力石のすぐ横にも注連縄が巻かれた御神木があるのです。こちらにも直接触れてパワーを頂きましょう。
御神燈
ご本殿の前には堂々とそびえる御神燈があります。
何とも言えないほど立派な佇まいは、東国三社としての役目を果たす息栖神社に相応しく、古くから厚い信仰があったことが想像できますね。
「御神燈」と彫られた文字と息栖神社の「御神紋」が印象的でした。
息栖ゆかりの歌碑
あまり和歌は詳しくないんで、間違ってたらすいません。和歌。とはつまり、身近なものでいうと「百人一首の歌」のようなもの。ですかね。
違ったらすみません。
んで、その 和歌 なんですが、
「新和歌集」という鎌倉時代に編纂されたものの中に息栖周辺を詠んだ歌が載っているそうです。
詳しくは息栖神社に参拝なさった時にでも確認して頂ければと思いますが、
端的にお話しますと、藤原時朝が鹿島詣での際に、歌仲間と船の上で詠んだ歌が歌碑として息栖神社にあるわけです。
鎌倉時代を生きた人たちの東国三社参りの1ページが残されている。
ということですね。
自動車御祓所
その名のとおり車のお祓いをしていただく場所ですね。たくさんの小さな祠が印象的。息栖神社の御神木である夫婦杉のすぐ近くにあります。
ちなみに交通安全祈願の発祥の地はどこか?
知ってますでしょうか?
んなこと、興味ないわ!って感じかもしれませんが、
一応お話しておくと、
福岡県宗像市にある宗像大社
世界遺産にもなっている古社が交通安全祈願の発祥地なんです。
七夕伝説発祥地でもあり、神宿る島とも云われてますね。
みや桜
昭和5年7月に三笠宮崇仁親王が息栖神社をご参拝された際に植樹された記念樹です。息栖神社の御朱印にも三笠宮崇仁親王から下賜された印が押されていますよね。
那岐の木(なぎのき)
波もなく、
風もなく、
穏やかな海の様子をナギル
というそうですが、
すべてが円満に丸く収まるという縁起の良い木が那岐の木です。
現地にも「和ぎのパワーを受け摂りましょう」書かれていましたので、是非こちらでナギのパワーを頂きましょう。 くれぐれも折り取ることのないようにご注意くださいね。
境内社(四柱合祀)
ご神門をくぐったら右側、招霊の木の横に御鎮座される境内社です。四柱合祀のこちらは、鹿島神社、伊邪那岐神社、高房神社、奥宮となっています。(↑の写真の左側が四柱合祀)
境内社(五柱合祀)
五柱合祀のこちらは、香取神社、手子后神社、八龍神社、江神社、若宮となっております。(↑の写真の右側が五柱合祀)
おきすの津(港)と碇(いかり)
息栖神社の所在する場所は「おきすの津(港)」と呼ばれ交通上の船着き場として大きな役割を持っていたそうです。
江戸時代には江戸や東北との係わりが深くなり、水上輸送路としてこの息栖神社のある場所も重要な場となっていたそうで、大型船を含め多くの船がこの地を行き来していたんだとか。
この碇はどの船のものかは定かではないものの、この地を行き来していた船がその碇を息栖神社の神に奉納されたものであると考えられているそうで、
物資の輸送に励まれた船人の光景が目に浮かぶ、まさにロマンと言えるものではないでしょうか?
稲荷神社
お稲荷さんと言えば商売繁昌。二之鳥居をくぐるとすぐ左側に御鎮座されています。
多くの御狐様と杉の巨木が見守っているようですね。
息栖神社の参拝所要時間は38分でした
さてさて、続いては皆さんも気になっているであろう、息栖神社の参拝にかかる時間についてです。ここでご紹介した息栖神社の見どころをすべて見て回ってかかった参拝の所要時間は
でした。
もちろん、別記事で詳しくご紹介しているご本殿、御神木、忍潮井、招霊の木もすべて含めての時間です。
みなさんの東国三社参りのご計画の参考になれば嬉しく思います。
ちなみに、ご覧のとおり写真をパシャパシャと撮りながらの参拝となりましたので、特に急いで参拝したわけではないですよ。
息栖神社の見どころ|まとめ
最後にまとめますね。
息栖神社を隈なく参拝してかかった所要時間は全部で38分。
鹿島神宮、香取神宮と比べると、やや小さめな印象の息栖神社の境内。
だからと言って、侮(あなど)ることなかれ。
恋愛成就にご利益がある伝わると忍潮井は、その姿を見ることができれば幸運が訪れるという言い伝えが残る瓶があり、
厳格な雰囲気の参道は、石燈籠の白、木々の緑、御神門の赤に青空というすばらしい光景を私たちに見せてくれます。
「伊勢参り 禊の東国三社参り」という言葉が古くからあるように、
ず~っと昔から信仰の篤かった息栖神社は、大きさこそそれほどではないものの、パワースポットと呼ばれる由縁がある有難い神社です。
アクセスについては少々生きづらい面がありますが、今のあなたの運勢を占いに忍潮井の瓶を見に行ってみては?
もし、瓶が見れたならあなたには幸運が訪れると云われてますよ!
幸運が訪れるという忍潮井の言い伝えや、息栖神社へのアクセスについは以下の記事を参考になさってみてください。皆さんにも幸運が訪れますように!
東国三社参りはこちら↓