香取神宮の見どころ36選!参拝所要時間とともに下総國一之宮を徹底紹介!

香取神宮
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ここでは東国三社の1社を担う香取神宮の見どころ参拝所要時間について記しています。

国譲りの大業を成し遂げた経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。

その経津主大神を御祭神とする香取神宮は、勝負運のご神徳が高く、また成長仕事の発展にもご利益があることで有名。

明治以前に「神宮」というご称号を名乗ることが許されたのは香取神宮と鹿島神宮、そして伊勢の神宮のみ。そのことからも香取神宮がいかに格式の高い神社であるかということがお分かり頂けるかと思います。

今回はその香取神宮の見どころと参拝所要時間について徹底紹介しちゃいますよ!それでは早速、香取神宮のオンラインツアーに出発しましょうー

 香取神宮の見どころ

1.大鳥居(朱塗りの大鳥居|総門前の大鳥居|社号標)
2.参道
3.神池
4.狛犬
5.総門
6.手水舎
7.御由緒板
8.楼門
9.ご本殿|拝殿
10.三本杉
11.奥宮
12.要石
13.練習艦かとりの錨(いかり)
14.神饌殿
15.摂社 匝瑳神社(香取大神の親神)
16.大和心
17.末社 櫻大刀自神社
18.摂社 鹿島新宮
19.寒香亭
20.下総国式内社の碑
21.桜馬場
22.神庫
23.御神木
24.授与所
25.さし石
26.社務所
27.香取神宮旧拝殿
28.黄門櫻
29.末社 諏訪神社
30.末社 市神社|天降神社
31.末社 馬場殿神社
32.末社 押手神社
33.剣聖 飯篠長威斉之墓
34.祖霊社
35.参道商店街
36.護國神社

香取神宮の境内は広いので、ご覧のとおり、これだけ多くの見どころがあるわけです。

これを見て、

「うわぁ、こりゃ全部見てまわるのは大変だなぁ。2,3か所回って帰るべっ!」

と思われた方もいるかもしれませんが、

安心してください! 香取神宮にはたっくさんの見どころがありますが、それぞれの見どころが近くにあるので、意外とすべて見て回るのも大変じゃないんです!

「いやいや、そうは言っても結構時間かかるっしょ!」

って方、焦らしてもなんなんで、先に言っておきますが、今挙げた36か所をすべて見て回るのにかかった参拝の所要時間はたったの1時間21分。

この所要時間を聞いて長いと感じるか、短いと感じるか、こればかりは個人差がありますんで、私の知るところではありませんが、紀元前という時代から崇められていた香取神宮というパワースポットを1時間ちょっとで参拝できるんだったら...

...。

前置きが長すぎましたね。とりあえず香取神宮の見どころを見に行きましょうー

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大鳥居(朱塗りの大鳥居|総門前の大鳥居|社号標)

表参道で最初にお出迎えしてくれるのが朱色の大鳥居。香取神宮の二の鳥居となるものです。

背景に続く表参道と、その表参道の両側にある木々とのコントラストがとても綺麗でした。

大鳥居のすぐ右側には「香取神宮」と書かれた大きな社号標があり、石でできた存在感のある社号標とこの大鳥居がまさに香取神宮の威厳を示しているかのようでした。

朱色の大鳥居をくぐり少し進んでいくとさらにもう一つ大鳥居(三の鳥居)があります。「香取神宮」の扁額が掲げられた大きな鳥居で、その奥には総門も見えており、とても神聖な空気感を作り出していました。

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表参道

奉納された多くの石燈籠が並べられた玉砂利の表参道。ゆるやかにカーブしながら続いていく表参道はとても厳かな雰囲気。

桜や楓といった木々が植えられていて紅葉がまた綺麗でよかったです。春には桜が表参道に彩りを与えてくれるそうですよ。

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神池

昭和53年の式年大祭記念事業として昭和55年に竣工した池。表参道を進み両側にある池がそうですね。亀甲の池、菖蒲ヶ池、宮下の池の3つの池からなる神池は眺めているだけで癒されますよ。

狛犬

総門の手前に階段があり、その階段の下に狛犬が。立派な石造の土台に存在感ある狛犬が佇んでいます。右側の狛犬には「敬神(けいしん)」、「尊皇(そんのう)」と字が彫られています。

総門

三の鳥居をくぐり石段をあがるとこちらの総門があります。平成30年(2018)に御大礼 奉祝事業の一つとして塗り替えが行われ、綺麗な朱色が輝いていましたよ。

手水舎

総門を通りましたらすぐに手水舎があります。立派な石で造られた手水舎で、屋根となる部分には一部に彫刻が施されていました。しっかりとお清めして進みましょう。

御由緒板

手水舎のすぐ横には香取神宮のご由緒が書かれた案内板があります。ご由緒を読んでからだと参拝もまた違ってきますよね。

楼門

ご本殿と同じく元禄13年(1700)の造営

楼門の綺麗な朱色と青い空、そして周辺の鬱蒼とした木の緑に加えて、楼門正面からは楼門の向こう側に黒のご社殿が見え、とても美しい光景が。

個人的には香取神宮境内の中でも特にお気に入りのポイントですね。

楼門の「香取神宮」と書かれた扁額は東郷平八郎によるもので、鹿島神宮の楼門に掲げられた扁額と同じです。ちなみに楼門の裏側には狛犬が!

ご本殿|拝殿・三本杉・奥宮・要石

香取神宮のパワースポットして特に多くの参拝者が訪れる見どころですね。こちらについては 香取神宮のご利益で成長できた!3種の御朱印やアクセスなど龍穴パワースポットを解説! でより詳しくまとめてありますので、そちらで確認なさってみてください。

練習艦かとりの錨(いかり)

昭和45年に建造され、平成10年に引退した海上自衛隊の練習艦「かとり」。かとり命名のゆかりがある香取神宮にその「かとり」の錨(いかり)が奉納されています。ご本殿に向かって左側にありますよ。

神饌殿

練習艦かとりのすぐ横にはこちらの神饌殿があります。ここで神様にお供えをするんでしょうかね?

摂社 匝瑳神社(香取大神の親神)

三本杉のすぐ横にある香取神宮の摂社となる匝瑳神社。御祭神は磐筒男神(いわつつのおのかみ)と磐筒女神(いわつつめのかみ)。香取神宮の御祭神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の親神でいらっしゃいます。

大和心

平成26年、第20回式年祭の記念碑として、安倍晋三元首相より奉納されたもの「大和心」と大きく彫られた石。平成26年というと当時首相在任中ということになりますね。

末社 櫻大刀自神社

香取神宮の末社で、御祭神は木花開那姫命(このはなさくやのひめのみこと)。安産子育ての神とされ、そのご利益は縁結び、安産、子育てとされています。

摂社 鹿島新宮

香取神宮の御祭神といえば経津主大神ですが、その経津主大神と国譲りの大業を成就させたのが、東国三社の1社である鹿島神宮の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。その武甕槌大神を御祭神とする鹿島神宮が香取神宮の摂社として御鎮座されています。

寒香亭

ご本殿の裏手から北参道を抜けていくとこちらのお土産物やさん寒香亭があります。こちらで一休みされてみては?

下総国式内社の碑

寒香亭の片隅にこの下総国式内社の碑があります。「延喜式」という平安時代に編纂された書物に記載された下総国の式内社十社と「三代実録」に記載された子松神社の所在地を清宮秀堅(1809~1879)が調査して、この碑に残したもの。文久元年(1861)に建立されたもので、彫られた字が薄くなっていることからも時間の流れを感じることができます。

桜馬場

寒香亭のすぐ近くにある桜馬場。古くから桜の名所として知られ、秋には紅葉が楽しめます。

神庫

桜馬場からご本殿のほうに戻り、先ほどの鹿島新宮の近くある神庫。香取市有形文化財に指定されています。

御神木

香取神宮の御神木ですね。ご本殿に向かって右側にあります。

御神木のまわりは植栽で囲われ直接触れることはできませんが、こういう時はなるべく近くに寄って深呼吸をするといいですね。しっかりパワーをもらいましょう。

授与所

御神木のすぐ目の前に授与所があります。御朱印やお守りはこちらで頂けます。

さし石

授与所の傍らにある三つに並べられた重そうな石。これはさし石といって、その昔若者たちが力を競い合うために用いたもので、肩上げ両ざし(両手で頭の上に石を上げる)や、片手差しなどがあったそうです。

 

そして注目すべきはこのさし石の表面。この石を差し上げた者の名が刻まれているんです。時代の経過とともにその彫られた名もだんだんと見えづらくなってきていますが、個人的にはこういった時代を感じることができるものは好きですね。

そういえば、東国三社の1社である息栖神社にも同様のものがありましたね。

社務所

ご本殿から見て御神木の奥に社務所があります。御朱印を頂く場合はこの社務所ではなく授与所になりますのでお間違いのないように。

神楽殿|香取神宮旧拝殿

ご本殿とともに元禄13年(1700)に建造されたもので、昭和13年に現在の拝殿が新築されるのにともない南東方向に移築され、昭和59年に再度移築され現在の場所に。約300年以上も昔に建造された建物で千葉県有形文化財にも指定されています。

黄門櫻

貞享(じょうきょう)元年(1684)、水戸黄門様でお馴染みの水戸光圀公が香取神宮に参拝された際に植樹奉納したと伝わる桜。桜の周りは石垣が造られ黄門櫻を守っているかのようでした。

末社 諏訪神社

黄門櫻のすぐ近くにある香取神宮の末社です。御祭神は「武御名方神(たけみなかたのかみ)」で大国主命の御子神。

香取神宮と鹿島神宮の両御祭神が国譲りに向かった際、鹿島神宮の御祭神 武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と力比べをした神様ですね。武田信玄などの戦国武将にも崇敬されていたそうですよ。

末社 市神社|天降神社

手水舎の裏手近くにある香取神宮の末社。市神社の御祭神は事代主神(ことしろぬしのかみ)で豊漁、商売繁盛、海上安全などにご利益があるとされています。天降神社は伊岐志邇保命(いきしにほのみこと)が御祭神ですね。

末社 馬場殿神社

市神社、天降神社のすぐお隣に御鎮座される香取神宮の末社です。御祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。ヤマタノオロチ退治で有名ですね。

末社 押手神社

要石の向かい側にある香取神宮の末社です。宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が御祭神で五穀豊穣や商売繁盛などにご利益がある神様です。

剣聖 飯篠長威斉之墓(千葉県指定史跡)

天真正伝神道流(てんしんしょうでんしんとうりゅう)、別名 香取神道流とは、室町時代に形成され、その後、中条流、鹿島神道流、影久龍などが誕生した国内最古の権威ある流儀として知られている。その始祖とされている飯篠長威斉(いいざさちょういさい)の墓がここ香取神宮の境内にあります。

剣聖と呼ばれる飯篠長威斎は香取神宮境内の森深くで修業し、剣法の奥義を極めたと伝えられ、将軍足利義政に仕えていたこともあるそうです。

祖霊社

旧参道を挟んで奥宮と反対側にある祖霊社。氏子地域の方の祖先をお祀りしています。

参道商店街

第一駐車場やバス亭がある参道には商店が並んでいます。平日は閉まっている店が多かったですね。土日などは賑わっているそうですよ!

護國神社

明治以降の国難によって亡くなられた香取郡出身の方の御霊をお祀りしている神社。創建は昭和21年で、参道から左手に階段を上がっていったところにあります。

参道から護国神社に向かう途中の紅葉が境内の中で一番綺麗でした!

鳥居河岸(津宮浜鳥居)|香取神宮一の鳥居

今回の訪問では訪れませんでしたが、香取神宮の御祭神、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)がここから上陸したと伝わる利根川沿いに建てられた鳥居。香取神宮の一の鳥居にあたります。次回はここから参拝を始めたいですね。

香取神宮の参拝所要時間

とても多くの見どころがある香取神宮ですが、これだけの見どころを見て回るのにかかった時間はというと

1時間21分

でした。

先程ご紹介した見どころのうち、香取神宮の一の鳥居となる鳥居河岸(津宮浜鳥居)は今回訪れておりませんが、それ以外の見どころはすべて参拝してまわった場合の所要時間が1時間21分でした。

ちなみに駐車場に車をとめたところから計測を開始して、また駐車場に戻ってくるまでの時間です。

香取神宮の見どころと参拝所要時間|まとめ

最後にまとめますね。

下総國一之宮である香取神宮は創建2600余年の古社。古くから国民の信仰は篤く境内には国の重要文化財など見どころが多くある神社です。

春には桜、秋には紅葉が楽しめる境内は、ゆっくりと景色を楽しみながら参拝されるのがおすすめ!

多くの見どころがあり、すべて見て回るのは大変かなと思われがちですが、今回こちらの記事でご紹介した見どころうち、一の鳥居以外であれば参拝にかかる所要時間は約1時間20分ほど。

歴史を感じながら参拝すればあっという間の時間ですので。是非お時間を作って参拝なさってみてはいかがでしょうか?