香取神宮のご利益で成長できた!3種の御朱印やアクセスなど龍穴パワースポットを解説!

香取神宮
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ここでは東国三社の1社を担う香取神宮について記しています。

 神宮と名のつく三社

平安時代の延長5年(927)、日本の神社をまとめた延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)によれば、

 

全国で「神宮」と名のることができた神社は伊勢の神宮と茨城県にある鹿島神宮、そして今回お話する千葉県の香取神宮三社のみ

 

古くから如何に香取神宮が格式高い神社であったか、このことからも分かると思います。

鹿島神宮、息栖神社と参拝したあと、東国三社参りの最後に参拝に訪れたのが今回ご紹介する香取神宮です。

言わずと知れた関東でも屈指のパワースポットである香取神宮ですが、その歴史は2600余年と長く、下総國(しもふさのくに)の一之宮でもあり、全国におよそ400社ある香取神社の総本宮となる神社です。

ということで、

icon-chevron-circle-right 香取神宮のご利益は?
icon-chevron-circle-right 香取神宮境内のパワースポットはどこ?
icon-chevron-circle-right 香取神宮ではご本殿を一周して運気を吸収すべし!
icon-chevron-circle-right 日本建国の礎である国譲りを率いたのは香取神宮?鹿島神宮?
icon-chevron-circle-right 香取神宮の御朱印は3種類あるって?
icon-chevron-circle-right 香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の東国三社参り
icon-chevron-circle-right 香取神宮のアクセスと駐車場は?

この記事ではこのあたりのことについて詳しくお話しています。

日本書紀、古事記、どちらも学校の授業で必ず耳にする日本の神話が描かれた正史ですが、実はこの二つの正史には異なる記述があり、

鹿島神宮の御祭神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」と香取神宮の御祭神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」が大国主命(おおくにぬしのみこと)から国譲りの大業を果たした際、

武甕槌大神と経津主大神の二柱のうち、どちらが主役でどちらが従という関係にあったのかという部分で記述が大きく異なっているのです。

 

どちらが真実を語っているのか...

もはや私たちには知る由もありませんが、そんなロマンが秘められた香取神宮について、ご利益を含めて詳しくお話していきますので、じっくりとお読みになってみてください。

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香取神宮は指導の神様で私たちを成長させてくれる

成長・勝運・家内安全・産業指導の神・仕事の発展・心願成就・縁結び・海上守護・安産・災難除け・交通安全

 

このように香取神宮のご神徳はとっても多く、そのご利益を求めて参拝者が後を絶たないのも頷けます。

では、そのご利益についてもうちょっとだけ詳しく見ておきましょう。

香取神宮の御祭神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」は建国の大功神

香取神宮の御祭神である経津主大神は、天照大御神の命を受け、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)から国譲りを成就させた まさに建国の大功神

以来国民からの崇敬がとても篤く、国家鎮護・国家開発の神、民業指導の神、武徳の祖神として広く信仰されたそうです。

刀剣を神格化した神様だからこそ

大国主神に国譲りを迫った経津主大神は刀剣を神格化した神とされ、その名にある「経(ふつ)」とは刀で物が切れる擬態語から取っているという説もあるほど。

そんな経津主大神は国内の荒ぶる神々を平定したとも伝えられており、勝運災難除けにご利益があるとされています。

国譲りの大業を果たしたリーダーシップは指導の神として

国家建設の礎となった経津主大神ですので、その大業を成就させたリーダーシップから民業(農業、商工業)指導の神として古くから信仰され、私たちを成長させてくれるとともに、仕事の発展にもご利益があります。

天照大御神の勅令を果たした経津主大神は

天照大御神の勅令である国家平定という大業を見事に成就させた経津主大神。

香取神宮が心願成就にもご利益があるというのは当然といえば当然かもしれませんね。

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香取神宮境内で見ておきたいパワースポット

香取神宮境内はとても広く、またそれだけ見どころも多い神社です。その中から参拝者が特に多く訪れるパワースポットをここでご紹介したいと思います。

霞ヶ浦や北浦といった湖、そして利根川の水がパワーの源泉となっている香取神宮は、龍穴という地球のエネルギーが溢れ出しているとっても有難いパワースポット。

 

できれば、そんな龍穴パワースポットをすべて参拝しておきたいところですが、

時間的、体力的にも、すべてを参拝して回るのは難しいなという時には、是非ここでご紹介するパワースポットだけでもご参拝なさってみてください。

龍穴パワースポットって?って方は以下の記事を確認なさってみてください。

 

ご本殿|拝殿(国の重要文化財)

武徳の祖神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」がお祀りされているご本殿。

荒ぶる神々をその圧倒的な強さで打ち倒した経津主大神の御神気が感じられるパワースポット

ご本殿の造営はなんと元禄13年(1700)という歴史的建造物。ちなみに↑の写真の拝殿は昭和13年に新築されたもので、元禄13年にご本殿とともに建てられた拝殿は旧拝殿として、向かって右側に移設されています。

徳川幕府によって建てられたご社殿は黒を基調した圧倒的な存在感で、一部に極彩色の彩りを加えており、目にした瞬間、その光景にきっとあなたも見惚れてしまうはずです。

まるでパワースポットであることを知らせてくれているような存在感でしたよ!

三本杉

ご本殿を左側に回り込むとこちらの三本杉があります。

御冷泉天皇(ごれいぜいてんのう)の御代、源頼義公が香取神宮を参拝した際、この杉に

・天下太平
・社頭繁栄
・子孫長久

の三つの願いを祈願したところ、

一株の杉が三又に別れたことから三本杉と呼ばれるようになったそうです。

源頼義公ということは最低でも樹齢1000年は超える杉ということ。

3本の杉のうち1本は枯れてしまっておりますが、歴史を今に伝えてくれる貴重な杉、ずっと残っていてほしいですね。

「杉の木の空洞に入って祈願するといい」そうですが、何となく、私はやめておきました。

奥宮

総門と楼門の間に手水舎がありますが、その手水舎を正面にしたら左方向、つまり西方向に100mほど進むと経津主大神の荒魂(あらみたま)をお祀りした奥宮があります。

荒魂とは神様の荒々しく猛々しい側面の神霊のこと。

香取神宮の奥宮においてはその荒ぶる御魂は邪鬼を祓い開運心願成就厄除けにご利益があるそうです。

私が奥宮に着くと木々の間から太陽の光りが強く降り注ぎ、幸運なことにその降り注ぐ光が幻想的な光景を作り出してくれました。

ご本殿と比べますと参拝者は少なくなりますが、その分ゆっくりと静かに参拝することができますよ。

要石

貞享元年(1684)、水戸黄門でお馴染みの水戸光圀公がこの要石を掘らせたが、ついに根本を見ることができなかったと伝わる要石。鹿島神宮に伝わる話と同じですね。

古くからこの地域は地震が多かったようで、それは地中の大ナマズが原因だと考えられていました。

香取神宮と鹿島神宮の神様は地中深くに石棒を刺し、大ナマズの頭と尾を押さえたそうです。

鹿島神宮の要石は大ナマズの頭を、そしてここ香取神宮の要石は大ナマズの尾を押さえていると伝わり、地震から地域の住民をお守りくださっているそうです。

少し入り込んだ奥地にありますので、案内板を頼りにお探しになってみてください。

 

ちなみに香取神宮境内にはここでご紹介したパワースポット以外にも多くの見どころがありますが、ここでご紹介すると長くなってしまうので香取神宮の見どころについては以下の記事でまとめましたので参考になさってみてください。

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香取神宮ではご本殿を一周して運気を吸収すべし!

ご本殿周辺は香取神宮境内の中でも特に気が満ちているパワースポット。

香取神宮のご本殿はグルっと1周できるようになっていますので、ゆっくりと1周しながら多くの気を吸収するといいですね。

日本建国の礎である国譲りを率いたのは香取神宮?鹿島神宮?

ちょっと興味深いお話がありましたのでここでご紹介しておきたいと思います。

その興味深い話というのは、

国譲りの大業を成し遂げた際のリーダーは、香取神宮の御祭神である「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」か、それとも鹿島神宮の御祭神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ」か?

ってことなんですが、

実はこれ、どちらが本当か分かってないようです。

 

約1300年前に編纂された「日本書紀」。
日本で最初の正式な歴史書(正史)とされています。

一方、その日本書紀と同じ頃に完成した「古事記」もあり、

どちらも日本の神話が描かれているわけですが、どうやらこの2つの歴史書には異なる記述があったそうなんです。

はい、そうですね。

お気づきの方もいるかと思いますが、その異なる記述というのが、国譲り、すなわち国家平定の際に「経津主大神」が主導したのか、それとも「武甕槌大神」が主導したのか?という点です。

 

日本書紀によれば、

度重なる国家平定の失敗に、神々は次に遣わす神は経津主大神を指名します。これを聞いた武甕槌大神は「経津主大神だけが立派な神で、私は違うのか!?」と激しく抗議したそうです。

そんなこともあって、経津主大神に武甕槌大神を副(そ)えて葦原中国(あしはらなかつのくに)に遣わした

 

と、記述されているのに対し、

 

古事記では、

鹿島の神、武甕槌大神(建御雷神とも記す)に天鳥船神(あめのとりふねのかみ)を副えて遣わした

とあるそうなんです。

 

同じ頃に完成した正式な歴史書であるのに、なぜこうも記述が異なるのか?まさにロマンじゃないですか?

ちなみに、

日本書紀は国外向けに、
古事記は国内向けに

編纂されたものだそうです。

どちらが本当の史実なのか、私たちには知る由もありませんが、そんな異なる記述があるのも歴史の面白いところなのかもしれないですね。

香取神宮で拝受できる御朱印は全部で3種類

お待たせしました!神社巡りをなさっている方に欠かせない御朱印についてご紹介したいと思います。

最初にお話ししておきますと、香取神宮で拝受できる御朱印は全部で3種類ありますが、それぞれの御朱印はどこで拝受できるのか?について特に注意しながらお読みになってみてください。

※情報は本記事投稿時の情報です。変更されることもありますので、最新の情報は香取神宮に確認なさってくださいね。

香取神宮の御朱印

まず最初にご紹介するのが香取神宮のメインとなる御朱印です。

中央に「香取神宮」の朱印が押され、
右側に「奉拝」と「下総國一之宮」と墨書きされたもの。

初穂料:500円
直書き

※ご本殿に向かって右側の授与所にて拝受できます。

奥宮の御朱印

中央に「香取神宮」の朱印が押され
墨書きで中央に「奥宮」、右側に「摂社」と書かれたもの

初穂料:500円
直書き

※奥宮に行くと右側に平屋建ての建物がありますので、そちらで奥宮の御朱印を頂けます。

要石の御朱印

中央に「要石の絵が描かれた」朱印が押され
右側に「奉拝」と墨書きされたもの

初穂料:500円
直書き

※奥宮の御朱印と同じ場所で頂くことができます。ので、要石→奥宮の順で参拝されるといいですね。

香取神宮の栞

最後に奥宮で御朱印を頂いたのですが、「香取神宮」「奥宮」「要石」と3種すべての御朱印を頂くと、香取神宮の栞を頂くことができました。参考までに載せておきますね。

香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の東国三社参り

香取神宮にご参拝される方に是非ともおすすめしたいのが東国三社参りです。

古くは「伊勢参り 禊の三社参り」と呼ばれていたほど東国三社参りの信仰は古く、

香取神宮と鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)、息栖神社(茨城県神栖市)を結んだ線が直角三角形となることから、近年パワースポットとして再注目されている東国三社参りです。

せっかくですので香取神宮に参拝されましたら東国三社参りもされてみては?

 

ちなみに、

日本全国には様々な三社参りがありますが、 どんな三社参りがあるの? そもそも三社参りって? って方はこちらの記事が参考になるはずです。

香取神宮のアクセスと駐車場は?

香取神宮の基本情報とアクセスについてまとめておきますね。

車、高速バス、電車などでアクセスできる香取神宮ですが、私は東国三社参りで参拝させて頂きましたので、息栖神社から車で向かいました。

ので、息栖神社から車でどれくらいかかったか?というのも参考までに書いておきますね。

香取神宮の基本情報

■所在地千葉県香取市香取1697
■TEL0478-57-3211
■最寄駅JR成田線「佐原」駅
■駐車場あり
駐車料金:無料。第一から第三まで駐車場がありますが、大鳥居から参拝をスタートするなら第一駐車場にとめるのがおすすめ。ご本殿まで最も近いのは第三駐車場。
■御祭神経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
■創建神武天皇18年(紀元前643年)
■社格式内社 勅祭社 下総國一之宮 別表神社(旧官弊大社)
■例大祭4月14日
■ホームページhttps://katori-jingu.or.jp/

香取神宮のアクセス|高速バスで行く

東京駅発の「関鉄グリーンバス鉾田駅行き」に乗り「香取神宮前」で下車。そこから徒歩5分で香取神宮。

乗車時間:約1時間10分
乗車料金:1,620円(小人 810円)※ICの場合

時刻表はこちら

香取神宮のアクセス|電車で行く

まずはJRの「東京」駅へ。

そこから、総武線快速線「千葉駅」ー成田線「成田駅」を経由し「佐原駅」へ。
※ここまでで約2時30分ほど

佐原駅から香取神宮まではコミュニティバスが出ていて約20分ほどで到着です。が、土日を除いてはバスの便数が極端に少ない(時刻表はこちら)ので、佐原駅からはタクシーを利用するほうがいいですね。

もしくは東京駅から高速バスを利用するほうが乗り換えもなくておすすめです!

香取神宮のアクセス|車で行く

ナビで「千葉県香取市香取1697」をセット。

東関道「佐原香取」で高速を降りたら一般道を進むこと10~15分で香取神宮に到着です。

香取神宮には第一駐車場、第二駐車場そして第三駐車場までありますが、表参道を歩いてご参拝されるなら「香取神宮第一駐車場」を利用するのがおすすめです。

この場所からであれば、大鳥居から参拝をスタートすることができるので参拝作法の観点からもいいですね。

ちなみに、

ご本殿まで最も近いのは第三駐車場になります。第二駐車場は香取神宮まで約1kmほどありますので、そちらを利用するのはやめておいたほうがよさそうですね。第一および第三駐車場の場所はこちらの境内案内図でご確認くださいね。

息栖神社から車で行ったら

都内から車で東国三社参りに向かった私。

最初に訪れたのが鹿島神宮でしたので、位置的に鹿島神宮→息栖神社→香取神宮の順で東国三社参りをしましたが、息栖神社から香取神宮までは車でちょうど30分で着くことができました。

皆さんの旅の参考になさって頂ければと思います。

香取神宮のご利益|まとめ

最後にまとめておきますね。

icon-chevron-circle-right 香取神宮のご利益は?
成長・勝運・家内安全・産業指導の神・仕事の発展・心願成就・縁結び・海上守護・安産・災難除け・交通安全にご利益がある香取神宮ですが、御祭神の経津主大神の偉業や荒ぶる神々を平定したことから、武徳の神と崇められており成長、仕事の発展、勝運、心願成就のご利益が有名。

icon-chevron-circle-right 香取神宮境内のパワースポットはどこ?
香取神宮の境内はとっても広いので、いろんなパワースポットがあります。が、そんな中でもとりわけ多くの参拝者が訪れるのがご本殿、三本杉、奥宮、要石です。できれば境内の多くのスポットを回って開運してもらいたいところですが、時間的、体力的に厳しいなという方は、最低限この4か所は回っておくといいですね。

icon-chevron-circle-right 香取神宮ではご本殿を一周して運気を吸収すべし!
香取神宮のパワースポットの中でも、特にご本殿周りがパワースポットとして有名です。香取神宮ではそのご本殿を1周できるようになっていますので、ゆっくりと1周しながらたくさんの気を身体に吸収しましょう。

icon-chevron-circle-right 日本建国の礎である国譲りを率いたのは香取神宮?鹿島神宮?
日本を代表する歴史書と言えば「日本書紀」と「古事記」。実はこの二つの歴史書にはその史実において異なる記述がある。どちらが本当なのかは分かりませんが、香取神宮と鹿島神宮に関するとってもロマンを感じる素敵な話。

icon-chevron-circle-right 香取神宮の御朱印は3種類あるって?
香取神宮で拝受できる御朱印は全部で3つ。1か所では3種類すべてを拝受することはできませんが、御朱印集めをなさっている方はお忘れにないようにご注意くださいね。

icon-chevron-circle-right 香取神宮、鹿島神宮、息栖神社の東国三社参り
香取神宮と鹿島神宮、そして息栖神社の三社に詣でることを東国三社参りと言います。関東以北の人は伊勢の神宮に参拝したあとに、その帰路において東国三社参りをしていたといいます。それを「伊勢参り 禊の三社参り」と呼びますが、その言葉が示すように、古くから信仰の篤かった東国三社参り。この三社の位置がトライアングルを作り出していることからパワースポットとして再注目されていますので、お時間があれば是非東国三社参りにも挑戦してみましょう。

icon-chevron-circle-right 香取神宮のアクセスと駐車場は?
香取神宮へのアクセスは、車、高速バス、電車といろいろありますが、車または東京駅から高速バスで行くのがおすすめです。

 

と、こんな感じでしたね?

今私たちが暮らしている日本。この日本の建国の礎を築いたのがまさに香取神宮にお祀りされている経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と云われています。

創建は約2600年前と古く、明治以前までは神宮と名のることが認められたのは香取神宮を含めて三社のみというほど格式の高い神社。

勝運、成長、仕事の発展、心願成就

これらのご利益を求めている方は一度参拝されてみてはいかがでしょうか?